ファッションジプシーが本から学んだ服の選び方を自分なりにまとめてみた
最近私を一番悩ませているのが『何着ていいかわからない問題』です。
これまでも散々ファッションジプシーとして様々な服装をしてきましたが、30歳も目前に迫り、若い頃はごり押しで着れた服がいつの間にか全く似合わなくなってしまいました。(かわいい系のワンピースとか)
かつては人並みにお洒落も好きでしたが、今では洋服を選ぶのがとてつもなく億劫でいっそ全裸で過ごしたいくらいの気持ちです。
そんな悩みを持ちつつも解決策は見つからず、家族からも散々な言われよう(↓具体例)でしたが
ふと立ち寄った書店である本に出会いました。
『賢いクローゼット』
横に写っているのは昔友人が『モリモに似てるから』と誕生日にくれたあおくび大根です。頭には『新鮮とれたて初出荷』と書かれています。私ももらった当時はとれたてのような新鮮さを保っていました。
その当時ちょうどクローゼットの片づけをしており、
「自分のクローゼットはパンパンなのにどうしてこんなに使える服がないのか・・・」
と途方に暮れていました。
表紙をめくると
着る服がない
うんうん。
クローゼットはあふれんばかりの服が詰まっているのに着たい服、着られる服がないのはなぜ?
うんうんうん。
私とおしゃれなあの人は、一体何が違うのだろうか?
うんうんうんうんうん。
素敵な同僚や友人を見ては、うらやましく思う。
気付いたら本を抱えレジへと直進していました。
本にはこれまで私の服選びにはなかった視点がたくさん書かれており、結果翌日速攻パーソナルカラー診断や骨格診断の予約をとるに至ったので学んだことを一度整理しとこうと思います。
- クローゼットの活用から見た服
- 服は名刺代わり
- 足すより引くのが大切
- 『10年着られる』は難しい
- 適当な服は安くても買わない
- 同じ服でも良い
- 自分の『好き』を言語化する
- 試着はどんなものでも絶対に行う
- クローゼットの整理について
- クローゼットの維持
- まとめ
クローゼットの活用から見た服
おおまかに言うとこの本は、
・クローゼットを片付けて服を賢く活用できるようにしよう
・無駄のない服選びで綺麗なクローゼットを維持しよう
のおおよそ2本柱で構成されていると思われます。(読解に自信なし)
この2点をクリアすることで、ひいては服を選ぶ労力や整理に追われるストレスが減少し、快適でコーディネートも上手くいくようになるということが書かれています。
服選びとクローゼットの管理のどちらも自信がない身としてはとても魅力的です。
以下感じた事、学んだことなどを自分なりにまとめました。
服は名刺代わり
自分に似合ったセンスの良い格好をしていると、レストランで丁寧に扱ってもらえたり、素晴らしい人間関係が手に入ったりと、何かとメリットが大きいものです。
独りよがりなファッションをした女性は、大抵、性格的にもバランスが悪く、友達も少ないもの。
TPOをわきまえて人に好感を持たれるファッションをしている人は、周りに人が集まってくるし、人気者です。
筆者はオシャレでしょうが人柄のほうは怪しく感じるのは気のせいでしょうか。
少々過激な表現ではありますが、あながち間違った意見でもないなと思います。『今日ちょっと良いんじゃない!?』と思える服装の時は店員さんが親切に接してくれるという体験は割と誰でもあるのではないでしょうか。すっぴんとめかしこんで行く際の服屋の店員のテンションは終電間近の駅員とディズニーランドスタッフくらいの差があるように思います。
歳を重ねるごとに周囲からの扱いがぞんざいになっていることを日々感じる身としては周りに少しでも好感を持ってもらうことは非常に重要なことです。
『好きな服を着てハイセンス、自分に自信が満々!!』
という状態が一番好ましいとは思いますが、自分には難しいと悟り好感を持たれる戦略として服を活用していく時がやってきたのだなと腹をくくりました。
足すより引くのが大切
今まで買い物の際、どうしても主役になるアイテムに惹かれがちで、ベーシックなアイテムを真剣に選んだことが全くありませんでした。そもそも『クローゼット全体でコーディネートする』という視点がゴッソリ不在だったのです。その結果極端に言えば
柄×柄
の組み合わせしかできないクローゼットが出来上がっており、当然そんな奇抜な組み合わせ
お洒落になれるわけないやないか
と根本的な問題を認識するに至りました。
一着の服が一通りにしか着られなかったら、そのシーズンを乗り切るのにいったい何着の服が必要でしょうか?
そうか、私着回しがきくアイテムをもってないからいつも困ってるわけかと。主役級アイテムばっかだから一通りにしか着れなかったのかと。
当たり前すぎて笑えない・・・はは・・・。
もっとベーシックなアイテムを揃える必要があるということを今更学び、『じゃあ、ベーシックってどんなのが自分には合うの?』と、今回諸々の診断を受けに行くことにしました。ベーシックな形さえわかっていれば、買い物で失敗する確率はかなり変わってくるはずだ・・・!と考えたわけです。ええ。
この本には骨格診断の項目と、3タイプ別の似合うアイテムや見合わないアイテムが簡単にまとめられています。これを見て、もっと詳しく知りたくなり骨格診断も同時に受けることにしました。
ちなみに最近バズっていたもぐたんさんの記事、非常にわかりやすく骨格診断等について書かれています!
mogmog-everyday.hatenablog.com
勉強になります・・・!!
わたしは自己診断ではド直球で『ストレート体型』です。
項目はこちら
体に厚みがあり、鎖骨や肩甲骨があまり目立たない
首はどちらかというと太くて短い
筋肉がつきやすく、太ると二の腕や太ももに肉がつきやすい
胸とお尻の位置が高く、重心が上のほうにある
身長のわりに、手や足が小さめ
全部当てはまってる・・・!!もうドンピシャで震えた・・・!!!
てかダイエットを決意したコレ
もしかして、元々鎖骨出にくい体質ってこと!?
自身の鎖骨の可能性が急激に萎んでいくのを感じます。泣きたい
いや、ダイエットはあきらめないけど・・・。
『10年着られる』は難しい
例えば、10年前は肩も小さめで丈も短めのTシャツが人気でしたが、今はゆったりとしたオーバーサイズが主流。
Tシャツみたいな究極のベーシックですら、今の気分にも体型にも合わなくなってしまう
『10年着られる』という響きはとても魅力的で『これから長く大切にするから良いか』とつい高い買い物をしがちですが、今まで実際そんな長く着れたことってあったっけ?いや、ないぞ。ということに気付きました。
そもそもそんな10年後も同じ服が着れるということはかなり奇跡的なことで、何故かといえば流行はもちろんのこと、何より
結婚、出産等ライフスタイルの変化(←気配なし)
さらに
体型の変化(←身震いするほどの威圧感)
により10年先も同じ服が着れる可能性(物理)はかなり低いやないかと冷静になりました。現在の自分に必要な服を所持しクローゼットを管理していくことが大切なんですね。
また、『痩せれば着れる』や『○○すれば着れる』からと服が捨てられないことは、結局着れず仕舞いになりクローゼットの管理をややこしくする可能性があります。
クローゼットに残す基準は「高かったから」ではなく、「似合う上に着たいから」になるのが理想です。
着れない服は残しておいても仕方がないのか。そして捨てられないならば処分に困る服は持つべきでないと。
今までなかなか手放せなかった着れない服を処分する覚悟ができました。
適当な服は安くても買わない
「安いから」ではなく、この服の何がいいのかを判断基準に。何通りも着回しができる、スタイルがよく見えるなど、納得の理由があってこそお金を出して買う意味がある
『安いからとりあえず買っとこ、いつか使えるだろう』
という理由で買って結局使わず捨てた服多数・・・。しかも安いから無駄に2色買いとかしちゃってる。『いつか』じゃやっぱりダメなんですね・・・肝に銘じます。
適当な服を3着買うくらいなら3倍の値段で一着使えるものを買おうとも書かれています。
『3着で○○円!?めっちゃお得ーーー!!』と買って結局着ないならその値段でしっかりしたものを選んだほうが良いんですね。セールの際なんかは気を付けようと思いました。
同じ服でも良い
潔く「これが自分のスタイル」という態度でおしゃれを楽しめば、迷いもストレスも軽減します。
昨今、流行の移り変わりは激しく、常に新しい服が大量に売り出されており『今何が流行ってるのだろうか』ということがいつも気になっていました。『いつも新しいものを着てなくちゃいけない』みたいな考えが無意識のなかにあって、でも自分に似合うものがあれば無理に色々なものに手を出さなくても良いんだということに気付きました。
同じものでも、小物の使い方によってイメージを変えたりすることが可能であり、その小物のテクニックなんかも本には書かれています。
クローゼットの管理が行き届く範囲で物を所有し、フル活用していくことが大切なんですね。
自分の『好き』を言語化する
いつも選ぶ基準を自分の中に持っていなければ、買ったはいいけどしっくりこなくて結局着なくなってまったような服が、クローゼットのなかに溢れかえってしまいます。
この選ぶ基準として『好き』を言語化する作業が非常に大切なのだそう。
風合いがなめらかで着心地が良い~みたいな。いざ買うときにその基準があれば、デザインは良いけど着心地がイマイチな服を買って結局着なくなってしまうといった失敗が減らせるというわけです。
私もこの手の失敗はいままで幾度となく繰り返してきました・・・。デザインは良かったけど動きにくいから着なくなっちゃったみたいな。自分の好みを言葉で表現できれば、お店の方にも手助けしてもらいやすいかもしれないなと思いました。
この本『言語化』というポイントが他にも何度かでてくるのですが、自分を客観的に分析し感じたことを言語化することで自分の判断基準が出来上がってくるのだそうです。
例えば、『シャツの見ごろがタイトで太って見える』『このトップスは顔色が悪く見える』等々。
言語化するということは確かに大切なことだと思います。
自分を客観的に見つめなおす機会にもなり『なんとなく違う』が言語化できれば以降そのタイプの服は初期段階から除外しておくことが可能になるので効率よく買い物ができるなと思いました。
試着はどんなものでも絶対に行う
単なるシンプルなセーターなのになぜか着なくなってしまった、なんてことはありませんか?
服を買うときには、トップスであってもボトムスであっても、ストールなどの小物類であっても、試着を怠ってはダメ。
実際に袖を通して鏡に映してみなければ、似合うかどうかなんて分かるわけありません。
先日母とユニクロに行った際に、安くで売られてたスキニーを
『大丈夫!お母さん絶対入るってわかってるから☆』
と母が購入し、いざ履いてみたらピチピチすぎて股間が異常に強調されるという事件がありました。私は母より太っていますが、私が履くと普通に着れるのです。まさに試着の大切さを身をもって感じました。(結局スキニーは妹の元へ行った)
同時に、たとえ同じ体重でも人によって肉の付き方がだいぶ違うんだなということも学びました。
今まで安いトップスなどは試着なしで買うこともあり、家に帰っていざ着てみると『なんか違うぞ・・・』となってお蔵入りになるケースがありました。
服はもちろん、小物類もちゃんと試着してから買おうと思います。
クローゼットの整理について
この本はクローゼットの片付けの方法も記載されています。
色々な工程が載っているのですが、大まかな流れとして
①まずは持っているものを全部出して全体量を把握する
②選ぶ
③仲間にわける
④仮置き
⑤住所を決める
⑥収め方を決める
⑦維持する
という流れになります。
今まで『選ぶ』というスキルが圧倒的に不足していたことを自覚し、これまで何度もクローゼットの整理は行ってきましたが全然足りていなかったのだということがわかりました。(痩せたら着ようみたいな服を残しすぎてる)
今現在私のクローゼット内は『着れない服』がまだ残されている状態です。捨てるものは全部捨てましたが処分方法を検討中の物がまだ大量に残っています。大量すぎて総とっかえみたいになりそうな予感がしています。
以降の工程は要、不要を選びアイテムごとに仲間分けしとりあえず元の場所へと仮置き。残すものと量を決めてからはじめてどこに収めるか、どんな収納アイテムを使うか等を検討。という流れになります。
仮置きまでの流れは共通ですが、収納の段階では自分に合った方法を選んでいくことが大切なのだそう。自分に合う方法として指組み・腕組みによる利き脳のチェック方法が載っていました。私はインプットが右、アウトプットが左のタイプでこのタイプは
やるからにはモデルルームのように!と高い理想をかかげる完璧主義者。うまくいかなくなると途端にやる気をなくすのも特徴です。大きな目標は細分化し、一つひとつクリアできるベビーステップを心がけて。収納グッズを買うことから始めがちですが、まずは余分なものを整理することからスタートしましょう。
ベビーステップって単語はじめて聞いたんですけど、なるほど当たってる気がします。
うまくいかないと途端にやる気なくしがち。
《おすすめの収納術》
おしゃれなラベリングや、同じ形の収納グッズが並んでいるのが好きなので、見えるところはビジュアル重視、見えないところは機能優先にするとうまくいきます。
この間同じ形で統一された収納グッズめっちゃ検索してました。
そのようにさせていただきます。うん。
クローゼットの維持
いざ、綺麗に片付いたとしてこの状態を維持していく必要があります。
どのタイミングでクローゼットの見直しをしていくのかにはいくつかの方法が載っていました。
筆者は年4回3,6,9,12月にクローゼット内の見直しを行っているのだそう。その際、シーズンごとのよく使用するアイテムを使いやすい場所に移動させておくと良いのだとか。
また、新しい物を買った時もクローゼット内を見直すいいタイミングになるそうです。私はいつも買ったら『わーい!お洋服増えた~わっほい!』みたいな感覚だったんですけど、代わりに捨てるものが無いか考えなくてはいけないんですね。
まとめ
以上、本から学んだとこや感じたこと等を自分なりにまとめてみましたが、言葉にすることでまた新たな問題点に気付くことができました。それは、ただ年齢によって似合う服が変わってきたことに留まらず、そもそも私の服の選び方に大きな偏りがあったということです。
言語化、大事。
自分の思考整理のために書いているので参考になるかはわかりませんが、本を読んではじめて気付いたこと等を書いているので同じ悩みを持つ方とちょっとでも共有できればなという気持ちです。(当たり前すぎて参考にならないかもしれないけど・・・震)
自分にとってはかなり長い文章になってしまいましたがここまで読んでくださった方お付き合いくださり誠にありがとうございます。
近々パーソナルカラー診断や骨格診断を受ける予定ですのでまた何か報告できることがあれば記事にしたいと思います!!