『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』を独女目線でレビュー
買い物カートが坂から転がってくるハプニングに見舞われ、とうとうそんな物にまで狙われるようになったのか・・・と身構えています。
どうも、モリモ13です。
今日は映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』を見てきました。
ビジュアルのインパクトからしてコメディ丸出しですが、コメディの中にある『愛』の要素と童貞の神木君が非常に素晴らしい映画でした。
※なるべくネタバレにならないように配慮して書いたつもりですが、ネタバレになってても坂から買い物カートを転がすのはご遠慮ください
神木君って神なの?
高校生の設定なんですけど
制服違和感なさすぎぃぃぃぃ!!
こんなに制服の似合う23歳なかなかいないと思う。少なくとも私は23歳の時すでに25歳以上に見られてました。
神木君の初々しい童貞感が本当にすごい。そしてバカ可愛い。
もーなんでこんなに若いのに死んじゃったのーーーーー!!と思わされちゃう。
森川葵ちゃんも可愛くって二人のやり取りを見ていると「あ~うんうん。わかるよー。懐かしの甘酸っぱい思い出。は~思い出すわ~~」とありもしない思い出、通称『青春ミラージュ』が炸裂しました。
それに比べて皆川猿時さんの『じゅんこ』、あれは何事なのか。(褒めてる)
二股かけたり、不倫してた同級生は皆天国に行けたのに何故か地獄に落ちちゃったじゅんこ。彼女の不遇さと逞しさに親近感を感じずにはいられませんでした。
ひたむきな愛に泣けた
私がこの映画で一番良いなと感じるのは、主人公がどこまでいっても一途なところです。地獄と現世は時間の流れが違うので(地獄の一週間は人間界の10年)当然徐々に想い人との年齢は開いていくんですよね。
自分より倍以上の年齢になった相手を見て、17歳の少年が
『きれいだった』
って感動してるんですよ。『もう一度会いたい』って。
その思いから地獄で起こる正に地獄のような日々を奮闘するんです。次会うときはもっと歳をとっているのにね。
確かに女優さんはめちゃくちゃ綺麗だからおかしくはないんですけど、実際この状況で相手を想い続けることができるのかって考えたら凄いことだなぁと、とても感動したんですよね。なんでここまで感動したかっていったら、ちょうどこの前相席屋に行った際相席した23歳の男の子に年齢を鼻で笑われたからなんですけどね。目から汗出そう
もう、本当に切ない!でも悲劇じゃない!
不毛な童貞をポップに魅せるのが本当にうまいなと感じました。そしてちゃんと救ってくれる。クドカンさんはすごい。
まとめ
いたるところに演奏シーンがありとても楽しかったのですが、画面の色や動きが派手なので欲張って前で見るとちょっと疲れます。(3列目だった)
この映画、上映時間が長くて(上映時間125分)終わった後も『長かったーー!』って言ってるお客さんがちらほらいました。たしかに長くはあるのですが、最後ちゃんと終わるためにはあの長さは納得だなぁと思います。素晴らしいラストだったと思います。
他にも語りたいこといっぱいあるんですけど、ネタバレになっちゃうのでこのへんにしときます。映画のレビューってどうしてもネタバレになっちゃうから難しいですね。
面白くって、泣けて、ちょっと気持ちが救われる。
そんな良い映画でした。