モリプレックス!

GINZA7月号のインテリア特集すごく良かったよねって話

7000万の金額を『ミニ』扱いするサマージャンボに恐れおののいています。

どうも、モリモ13です。

 

 

普段GINZAは買ってないのですが、『ファッショニスタのお部屋』という文字に街灯に群がる蛾の如く引き寄せられGINZA7月号を思わず買ってしまいました。

 

 

GINZAはモードファッションを扱ったハイセンスな雑誌なので全くありまセンスな私にとってあまり馴染みのない雑誌なのですが、今回はおしゃれな人のインテリア特集ということで、これまで住んだ部屋をことごとく墓場テイストに仕立ててきた者としては是非見ておくべきだろうと思い購入してみました。

 

 

アートディレクターやデザイナー、文筆家等様々な方の家が紹介されており部屋やインテリアの写真を見てるだけでもとても楽しめるのですが、今回非常に感動したのは家の紹介として載せてある文章です。

 

 

その家を紹介する文として、家に縁のある人物が家との思い出やお気に入りのポイント等を語っているのですが、その人物が人間だけに留まらず家に住む『犬』だったり、『居間のテレビ』だったりするんですよね。

 

私が特に好きなのが文筆家の五所純子さん家の居間のテレビが語ってる記事なんですけど、

 

以下ちょっと引用。

 

この家に棲むものは記憶を抱えて名前を失う。電子レンジはかつてファンファーレを鳴らして人間の食事を温めていたが、いまはメダカの食糧庫となってベランダの生態系を見守っている。

 

ものはいったん名を失って、本来の用途とはちがう機能や情報を引き出される。

まるで移植手術をほどこされたみたいに、器官たちが囁いて全身を動かしている。

 

 

『居間のテレビ』のセンス、凄すぎやない?

 

 

言葉の選び方や表現がピッタリはまってて五所さんの家の雑然としたもののなかにある絶妙なバランスだったり、一見無機質な印象の部屋に潜む小さな生き物達の息遣いなんかを感じるなと思ってとても感動したんですよね。もう抱いてほしい、居間のテレビに。

 

この記事はP58に掲載されていて、記事の担当はNobuko Sasakiさんという方のようですが検索しても全然ヒットしないんですよね・・・。残念

(もしかしたら五所さんが書いている可能性もあるのかな?)

ご存じの方がいましたらどうか教えてください。

 

  

オシャレな人ってどんな部屋に住んでるのかな?という好奇心で買ったものの、家にある一つ一つの物がとても大切に思えてくる良い内容だったなと思いました。P176の高須院長と西原理恵子さんの対談も面白かったし!お二人が付き合ってるの知らなかった。

 

もうすぐ8月号が出るので次もチェックしてみようと思います。

 

f:id:Moriplex:20160708172520p:plain